6月のとよひかりの日。

 

縁を歩く。

 

6月の14HIKARI DAYs Projectは、

黒糖焼酎をテーマにしたイベント、

 

SHOCHU Night

を開催した。

 

 

今回お力を貸していただいた

 

(株)奄美大島開運酒造さん

有限会社 富田酒造場さん

 

この二つの酒蔵と店主は

ちょっとしたご縁があり、

今回の開催に繋がっている。

 

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店主がまだ学生だった頃の話である。

 

自然環境を学ぶ学校に通いながら、

アルバイトをしていた創作料理屋で

取り扱っていたのが黒糖焼酎の

 

れんと

 

平仮名三文字というわかりやすい商品名と、

水色の綺麗なボトルが

印象的だったのをよく覚えている。

 

自身が奄美大島の宇検村に住むことになった時、

 

その「れんと」を造っている

奄美大島開運酒造さんが

宇検村にあることを知り、

勝手ながら「運命」のようなものを感じ、

嬉しくなった。

 

 

そして、

宇検村での生活が始まり、

ここで暮らす人の宴の場には、

必ず「れんと」があることを知り、

今となってはとても身近な存在である。

 

富田酒造場さんとの出会いは、

そんな宇検村での暮らしを始めて

10ヶ月ほどした2016年1月末。

 

東京で開催された奄美大島の食材を使った

「産地テーブル」

というイベントがそのきっかけである。

 

何事でも

何かひとつ夢中になって話せるものがある人。

 

そういった

キラキラとした目をしながら話す人を見ると、

自然とそれにつられて興味が湧いてくる。

 

今回のイベントに協力いただいた

開運酒造さんも、富田酒造場さんも、

その一人である。

 

 

スーパーマーケットや、

酒屋さんに陳列されている中から、

何となく選んで購入し、消費をする。

 

それが日常生活の一部として当たり前のことで、

 

だけどそれを「作っている人」の顔がわかると、

同じ商品でも味が一段と美味しくなるのは、

気のせいかもしれないけれど、

普段以上に美味しくいただける心持ちになる。

 

少し薄れつつあるけれど、実は大切なこと。

 

とよひかり珈琲店としても

大切にしたい部分である。

 

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コーヒーが

多くの暮らしに欠かせない飲み物となった今、

 

美味しい珈琲屋さんは、

都会に行けばたくさんあり、

 

コンビニでも

手軽に挽きたてのコーヒーが飲める時代である。

 

あえて、その中でとても小さな村で

細々と珈琲屋さん始めようとする訳。

 

やっぱり自分にとっての好きなものが「珈琲」で、

それがここで関わっていく上での「手段」として

今のところのベストが

珈琲だと考えるからである。

 

 

そんな店主だが実は珈琲より、

この上なく好きなものがある。

 

それは「ペンギン」という動物。

 

だけれど、

ペンギンを手段にして

この小さな村でできることが、

今の所思いつかなかったりするので、

自身の身の丈にあった手段として

珈琲を選んだ訳である。

 

好奇心が旺盛な自分としては、

 

珈琲も、

ペンギンも、

お料理も、

コミュニケーションも、

場づくりも、

お酒も、

毎日の暮らしも、

面白いことは極めたてみたい所だけれど、

人の時間には限りがあるのは確かで、

 

全てをし尽くすことは難しい。

 

だからこそ、

ご縁を歩くのである。

 

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色んな人の生き様を

少しばかり覗かせてもらうことで、

自分の生き方が豊かになる。

 

ひたすらに真っ直ぐに伸びる

一本道を歩く人もいれば、

 

同じ道を行ったり来たりする人もいて、

 

迷路のような道を進む人もいて、

 

道なき道を歩む人もいる。

 

自分の道を何かが交差する、

それが出会いであり、

ご縁の始まりである。

 

珈琲屋さんという道を歩いていれば、

その道を交差していく面白い人たちに出会えて、

一緒に何かできて、

来てくれた人にも

楽しんで過ごしてもらえる。

 

毎日がそう賑わう訳ではないけれど、

たまに賑わう。

 

そんな場所が、

この小さな村にあってもいいじゃないかなぁと、

それが色んなこだわりを外していった

芯の部分なんだとふと思った。

 

ご縁を歩く。