一石三鳥の真意。

一石三鳥の真意。

今からさかのぼること、13年。

2008年のことである。

動物関係の専門学校を卒業後、

就職という選択肢を選ばなかった私は、

これから何をしようか、

いわゆる自分探しをしていた。

夢を叶えられる専門学校と思い入学したが、

その専門と呼ばれる分野で働くイメージが

2年間の間で持つことができなかった。

挫折 というほど、

何かを頑張ったといえるものは、

その2年間ではなかった。

あえて言うのであれば、

学費を払うべく、

朝はコンビニ、夜は創作居酒屋と

2つのバイトを掛け持ちして

必死に働いたことが

そう言える唯一かもしれない。

とはいえ、やはり動物が好きな気持ち、

特段にペンギンが好きな気持ちは

変わる所か、今もずっと持ち続けていて、

結果的に、

動植物が豊かな奄美大島に移住し、

お店のロゴにペンギンを登場させ、

店主=ペンギン好き

と、友人が想像してくれるほどに

なっているので、

専門学校へ行き、

その道に進まなかったとしても、

自分なりに行ってよかったと思える

選択肢であった。

そして、卒業後の新たな目標というのが、

「アフリカ大陸に上陸する」

ということである。

野生動物の王国と呼ばれるアフリカ大陸、

小さい頃からテレビで見ていた

あのサバンナに降り立ちたい。

これは、動物好きなら一度は叶えたい

夢のひとつである。

ただ、旅行会社がツアーで出している

10日間サファリツアーというのは、

決して安くはなく、

学生卒業したての私には贅沢すぎるし、

10日間だけでは、

なんちゃってアフリカ通にしかなれない。

そこで、他の方法を考えることにした。

今、当時を振り返ってみると、

「無理だと思うことも、

考え方や捉え方、やり方を変えれば

意外とできることはある。」

そういう「行動力」の実体験を

積み重ね始めたのも

この頃からかもしれない。

それが、私の解釈で言うならば、

一石二鳥ならぬ、

一石三鳥を狙うことである。

そして、

私が考え出したアフリカ降り立ち計画の

一石三鳥というのが、

南アフリカ共和国への語学留学である。

そうすれば、

まずは留学中にアフリカ各国の

サファリを巡り、野生動物に会える。

そして、長期間滞在することで

語学力も身に付けられる。

そして何より、

南アフリカにはケープペンギンという

ペンギンが生息する地域があり、

野生のペンギンに会える。

正に一石三鳥である。

専門学校の卒業後、

自分探しをしていた時期に

そんな妄想を膨らませ、

実行のための資金を作るべく、

次に働き方を考えたのである。

それが、

2008年の夏に繋がっていくのである。

ー続くー

学生時代に撮影したイワトビペンギン