6月のとよひかりの日。
先週は、梅雨真っ只中にも関わらず
真夏のような日差しが注がれた宇検村。
雨量不足になりそうだなと
心配していたのも束の間で、
週末あたりから
バケツをひっくり返したような雨と、
自分にもカビが生えそうなほどの湿気で
梅雨らしい梅雨となった今週のはじまり。
そんな天気に見事に流されて
気分も上がったり下がったりする店主に、
ひとつの出会いが先週あった。
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奄美大島には、
それぞれに味のある珈琲屋さんが数軒ある。
そのうちの一軒に
はじめてご挨拶をさせていただくべく、
奄美を南から北へドライブ。
奄美大島の北部にあるそのお店は、
珈琲の本当の美味しさを味わってもらえるよう、
注文の予約をいただいてから焙煎をしている。
また、島の方との繋がりを
とても大切にしていきたいこと、
そして、
珈琲は自分たちにとって
この島で暮らし、
生きて行く大切な手段であること。
お互いの得意な所を活かしながら、
家族の生活時間に合わせて営むスタイル。
大切にしていきたい部分が
驚く程に店主と共通していて
とても尊敬のできる方々でした。
はじめは
2時間ないし1時間半ほど
お話をさせていただければと
お邪魔したにも関わらず、
途中で店主の想い
(コーヒー豆の栽培や焙煎所をしたいこと)
を伝えた所、
快くご自身の経験や
試作中の豆の試飲をさせていただき、
気がつけば
お邪魔してから4時間半が過ぎていた。
まだまだ勉強不足な店主である私に
「近道を探すより、
遠回りをして色々な失敗を重ねた方が、
後々の自分の役に立つ」
と、話してくれた時、
近道を探そうとしていた自分に気づき、
失敗を恐れている自分に気づくことができ、
改めて珈琲と向き合う気持ちがリセットされた。
こういう気持ちのリセットを
これから幾度と重ね、
とよひかり珈琲の味ができあがっていくのかな
と思うと、
遠回りも悪くない。
右に左に
後ろに前に
進んでいこう。