豆子の誕生。
コーヒー成長記【二】
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店主の住む住宅のベランダは
ちょっとしたコーヒーノキの苗床になっている。
1年目の苗や2年目の苗もあったり、
来年には花が咲き、
実をつけると言われ購入した4年目の苗も。
背丈が、まちまちのコーヒーノキの苗が
本格的にコーヒー農園づくりがスタートするまで
ゆっくり、
とてもゆっくり成長中。
そして、
冬場は成長がさらにゆっくりだったけれど、
最近の温かさなのおかげで、
ツヤっとした葉っぱがぐんぐんと出てきて、
毎日の観察が店主の日課になっている。
そのまま、花もつけてくれないかなぁと、
4年目の苗木を特に、
過保護のごとく見守っている毎日。
そんな中、
4年目の苗木を購入した際に、
その農家さんからいただいた
4粒のコーヒー豆に奇跡がおきた。
(正確には、1粒のコーヒーノキの実には
2つのコーヒー豆(種子)が基本的には入っていて、
今回はその2粒の実に入っていた
4粒のコーヒー豆。)
これら4粒のコーヒー豆をいただいたのは
この4月の末頃。
そして、その豆を土に蒔いたのは
今から1ヶ月半前のゴールデンウィーク。
半信半疑で蒔いてみたので、
本当に発芽するのか
あまり期待はしていなかったのだけれど、
先週末に水やりをしていた時、
ん?少し、土が盛り上がっているような・・・
思わず、笑みとガッツポーツが溢れた。
芽、出るんだ〜って、
植物ってすごいな〜て、
なんか自分もがんばろ〜って、
勝手に励まされ、
この初めて発芽してくれた芽が成長し。
いつか実をつける日が来ることが、
とても待ち遠しくなった。
そんな豆子の誕生。
どうか
豆男、豆美、豆助も生まれますように。